香川県さぬき市鴨部 |
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■地勢 |
鴨部東山村(かべひがしやまむら)
讃岐国寒川郡所属。鴨部中筋村の東にあり、北・東・南の三方は山に囲まれ、西側の鴨部川流域に沿って開かれた小平地に集落がある。単に東山村ともいう。日浦に六基の円墳がある。平安時代には式内社志太張神社が勧請され、石田(旧寒川町)から極楽寺が移されたと伝える。高松城下から阿波に至る志度街道が村の中央を通り、羽立峠を越えて津田村(旧津田町)に入る。また小田村から上野山を越えて当村に至り神前村(旧寒川町)に出る里道があった。 |
鴨部中筋村(かべなかすじむら)
讃岐国寒川郡所属。鴨部川下流域沿いにあり、北は鴨部下庄かべしものしよう村。単に中筋村ともいう。六番古墳・西山古墳など小円墳群がある。戦国時代には十河一存の臣鴨部源次が鴨部中筋城に拠った。蓮住寺の寺地が城跡と伝え、現在でも付近を城の端とよんでいる。高松城下から阿波に至る志度街道が村の北部を通り、また鴨部下庄村長浜湊に至る道があった。 |
■沿革 |
①1890年|明治23年2月15日|寒川郡鴨部村(さんがわぐんかべむら) |
②1899年|明治32年4月1日|大川郡鴨部村(おおかわぐんかべむら) |
③1956年|昭和31年9月30日|大川郡志度町(おおかわぐんしどちょう) |
④2002年|平成14年4月1日|さぬき市(さぬきし) |
■明治初年時点での支配 |
讃岐高松藩領(⽔⼾松平家12万石)鴨部東山村:1242石余、鴨部中筋村:1378石余 |