香川県さぬき市前山 |
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■地勢 |
讃岐国寒川郡所属。讃岐山脈の北斜面に位置する山村。鴨部川上流部とその支流である桜谷川・谷川の流域に耕地がある以外はほとんど山林である。わずかに北が開けて長尾名村に接している。古墳時代前期の丸井古墳があり、室町時代に長尾庄地頭寒川氏が昼寝城に拠った。鴨部川の水流を利用して水車による精米・製粉が行われた。志度(現志度町)方面から当村・奥山村を経て阿波に至る阿波道は、阿讃を南北に結ぶ重要な街道であった。 |
■沿革 |
①1890年|明治23年2月15日|寒川郡長尾村(さんがわぐんながお-) |
②1899年|明治32年4月1日|大川郡長尾村(おおかわぐんながお-) |
③1915年|大正4年11月10日|大川郡長尾町(おおかわぐんながおちょう)第一次 |
④1955年|昭和30年4月1日|大川郡長尾町(おおかわぐんながおちょう)第二次 |
⑤1956年|昭和31年9月16日|大川郡長尾町(おおかわぐんながおちょう)第三次 |
⑥2002年|平成14年4月1日|さぬき市(さぬきし) |
■明治初年時点での支配 |
讃岐高松藩領(⽔⼾松平家12万石)521石余 |