香川県東かがわ市引田 |
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■地勢 |
讃岐国大内郡所属。東北は播磨灘に⾯し、城⼭(82.3m)のある岬の北側に安⼾浦、南側に引田浦がある。岬の先端に⼥郎島、沖合に⽑無島・通念島・松島が点在する。⻄北に翼⼭(125m)があり、引田浦の中央に小海川、東側に⾺宿川が流⼊する。引田は城下町・宿場町・港町・商人町・漁村の名残をとどめている。小海川の河口北側に引田湊があった。高松城下から阿波に至る志度街道が村の中央を通り、吉田村を経て阿波に出る里道も通じていた。水陸交通の要所であった。 |
塩屋村(しおやむら)讃岐国大内郡所属。小海川中流域の農村、北と東は引田村。志度街道から分れて塩屋村・小海村を通り東山村に通ずる里道があった。 |
■沿革 |
+1878年|明治11年|塩屋村(しおやむら)を合併 |
①1890年|明治23年2月15日|大内郡引田村(おおちぐんひけた−) |
②1899年|明治32年4月1日|大川郡引田村(おおかわぐんひけた−) |
③1909年|明治42年10月1日|大川郡引田町(おおかわぐんひけたちょう)第一次 |
④1955年|昭和30年4月1日|大川郡引田町(おおかわぐんひけたちょう)第二次 |
⑤2003年|平成15年4月1日|東かがわ市(ひがしかがわし) |
■明治初年時点での支配 |
讃岐高松藩領(⽔⼾松平家12万石)引田村:1166石余、塩屋村:141石余 |